接骨院で働いていた頃に担当し、今は介護でご縁が続いているYさん。

広島の被爆者でもあり、リュウマチの進行なども重なって
今では寝たきりになってしまいましたが、なぜか意識レベルと聴力は
普通のコミュニケーションが取れるまでに回復。

補聴器を付けていても聴こえなかったのが普通に会話が成立するようになったので、
広島での出来事や以前お住まいだった地域のお話など、
いろいろお聞きする事が出来ました。
「いろいろありがとう」
と笑顔で手を振る元気まで出ています。


聞こえない・話せないというのがどれだけ苦しいか、
私たちには想像することしか出来ません。
周囲の人が想像することさえ止めてしまったら、患者さんたちの孤独はどれだけ深くなるのか
恐怖さえ感じます。

コミュニケーション不足は鬱と認知症を招きます。

認知症の症状には2つあります。

脳の機能が失われたために起こる「中核症状」・・・記憶障害や判断力の低下など
脳の残存機能が引き起こす「周辺症状」・・・・・・妄想・暴言暴力・徘徊など


記憶障害があると過去から現在への時系列が狂いますが
感情は現在進行形であるので、

「お昼ご飯まだ?」
「さっき食べたでしょ!」

と怒ると、

「うちの嫁はなにも食べさせてくれない、私が死ねばいいと思ってる!」

悪循環に陥ります。
頭では分っているのだけど・・・というお話を伺うこともありますが、
相手が不快に思わない言い方でコミュニケーションを取り続ければ
少なくとも暴言暴力の周辺症状を悪化させずにすみます。
実際、半年ほど夜間徘徊していた方が落ち着いてきて言葉使いも穏やかになりました。

症状と相手を知ることで理解が深まれば、気持ちも変わってきます。
初めは意識して穏やかにコミュニケーションを取ることが大事。
暴力行為が見られる場合、肝に作用する漢方薬が効果的。
漢方薬があっていれば、向精神薬のように意識レベルを落とすことなく
暴力行為を抑えることができます。












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